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遺産争続

   

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テレビ朝日系列で向井理さん主演のドラマ『遺産争続』が放送されています。

向井理さんが演じる主人公が金持ちの家に婿養子に行き、その家で生じる遺産相続を巡るトラブルに巻き込まれるというストーリーです。

 

遺産相続を巡って起こる骨肉の争いはこれまでもテレビドラマではよく描かれてきました。

でも、それを見ている私たちは「テレビドラマの中の話」とか「莫大な財産がある金持ちの話」というように他人事に感じてしまいがちです。

実際、私もそのように思っていました。

 

しかし、専門家として遺産相続の相談に関わるようになって、思っていた以上に相続に関するトラブルは発生するものだと実感しました。

それほど多額の財産がなくても、トラブルになる例は少なくないのです。

やはり、財産が転がり込むという話が現実のものとなると、目の色が変わる人は少なくないようです。

 

遺産相続に関する基本的な考え方を説明しておきましょう。

 

まず優先されるのは故人の遺志です。

財産の持ち主が譲りたい人に譲るのが一番適当であると言えるでしょう。

 

その遺志を示す書面が「遺言書」です。

法的に不備のない遺言書を生前に書いておくことで、死後の財産の行き先を決めておくことができます。

 

しかし、この遺言書に書かれていることが絶対かというと、そうでもありません。

異議を申し立てることはできますし、関係者がみんな納得するのであれば、必ずしも遺言書のとおりに遺産を分割する必要はありません。

また、納得できない場合は法的措置を執って争うことも可能です。

 

遺言書が無い場合は、関係者が話し合って取り分を決めることになります。

「遺産分割協議」を行い、円満に解決できるのであれば、自由に取り分を決めることができます。

 

基本的な分割の考え方は法律にも定められています。

お父さんが亡くなって、お母さんと2人の子どもが相続するという場合であれば、次のとおりです。

お母さんが1/2、残りの1/2を2人の子ども半分(全体の1/4)ずつです。

 

法律では基本的な考え方を示しているだけですので、絶対にこの通りでなければならないというわけではありません。

当事者が納得して円満に解決できるのであれば、自由に決められます。

円満に解決できなければ、裁判所に任せることになります。

 

遺産を巡って家族同士が争うというのは、あまり気持ちの良いものではありません。

そのようなことのないように普段から良好な関係を築いておくのが良いのではないでしょうか。

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